西郷従道邸庭園跡庭石について

西郷従道西郷隆盛の弟として、天保14年(1843年)に生まれました。
戊辰戦争に参加し、明治維新後は陸軍をつくることに力を尽くし、のち、海軍に移り、海軍大臣・内務大臣を務めました。明治35年(1902年)に60歳で亡くなっています。やはり、加治屋町郷中教育を受けた一人です。明治6年に南州翁が鹿児島に下野した後も、従道は東京に留まり西南戦争では図らずも兄弟で敵と味方に別れてしまいました。
なお、明治期を代表する従道の庭園は、高い評価を受けていました。伊豆石・紀州の青石・伊予の石などをつかったすばらしい庭園でした。この庭園の石が、平成12年12月に、目黒区から鹿児島市に寄贈されました。
今日は、従道の石も、西郷隆盛の生誕の碑とともに、すぐ横に置かれています。
二人の兄弟の活躍は、私達、鹿児島の人だけでなく、日本全国の人に語り継がれている事かと思わずにはおれない気持ちになりました。