鹿児島の心霊スポット?

桐野利秋こと中村半次郎の生家跡からバス通りをさらに北へ行くと、「駄馬落の跡」と書かれた案内板が見えてきます。これは西郷さんが薩摩へ帰ってきた後、吉野台地から寺山の開墾に励んでいた時期がありました。ある日、いつもの様に馬に農具をのせて開墾場へ向っていた時、この地で引いていた馬が足を滑らせて谷に落ちてしまいました。その場をたまたま目撃した農民達が、面白おかしく人に話したところ、城下じゅうに広まりついには地名にまでなりました。そこから100m程行くと斜め右手に緩やかな登りの旧道があり、地元では磔者坂(はたもんざか)と呼ばれています。旧藩時代は刑場があり、多くの罪人が磔死した場所です。ある人を車に乗せてその坂を通ったところ、事前に何の知識も与えなかったにも関らず、「背筋がゾォーとした。二度とあそこは通りたくない」と言われた事があります。浮かばれない霊が今でもさまよっているのでしょうか。