「西郷どーん」にもの申す。

来年3月の九州新幹線全面開通に向けてのキャンペーン用キャラクター「西郷どーん」なるものが公開されましたが、鹿児島県民の一人としてJR九州に抗議します。
下膨れのほほが垂れた顔、目も顔の肥満のせいか閉じられています。
どういう経緯で、あれが選ばれたのか知りません。たぶん大手広告代理店数社がコンペをして、JR九州のお偉いさんが「親しみやすいからこれでいこう」という事だったのではないでしょうか。
私が言いたいのは、あのキヤラクター選定に際して、鹿児島県民の声が全く反映されなかったということです。私の周りの人々の誰一人として、あれを支持する人はいません。デフォルメして親しみのあるキャラクターにする事については私もやぶさかではありません。
でもこの「西郷どーん」についてはあまりにもセンスが悪すぎで、西郷さんを冒涜しているとしか思えません。そんなセンスの無い一部の人々が決めたから、着物が左前の死に装束になっている事で全国から笑い者になったのでしょう。たぶん左前の意味も知らない人達だったのではないでしょうか。テレビであのキャラクターが流れる度に、気分が悪くなります。鹿児島県民にとって西郷さんは敬愛の対象であって、あのように馬鹿にされるべきものではありません。これから益々あのキャラクターを目にする事が多くなるかと思うととても憂鬱です。