福岡藩の志士、平野国臣

桜島を詠んだ歌は沢山ありますが、一番有名なものは「わが胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙はうすし 桜島山」ではないでしょうか。
この歌を詠んだのは、福岡藩の志士、平野国臣です。
早くから京に出て、西郷らと討幕運動を始めました。
以前書きましたが、僧 月照を西郷らが薩摩に逃がそうとしたとき、月照と共に、薩摩に入りました。その後も2回ほど、久光を挙兵させようと画策して薩摩に来ましたが、久光は動かず、失望して京へもどりました。
その頃は桜島も、薄く噴煙をたなびかせている位だったのでしょう。
今のドカ灰を降らせる桜島と、取り替えてあげたい気持ちです。