太平の世でも決して鍛錬を忘れなかった薩摩武士。

鹿児島市内には「馬場」の付く地名が沢山あります。私の店が入っているビルの前のバス亭は「高見馬場(たかんばば)」ですし、他にも「堅馬場(たてばば)」「納屋馬場(なやんばば)」「館ん馬場(やかたんばば)」等があります。他には「騎射場(きしゃば)」という電停もあります。これらに共通するのは、現在の地図では正式な町名げはなく、またその範囲も極めてアバウトであるにも関らず、地元鹿児島の人間は場所の説明をする時などにあたりまえのごとく使用しています。
「馬場」も「騎射場」も、武士が馬に乗って戦いの鍛錬をしていた場所であり
そんな場所が沢山あったというのは、薩摩が武の国だったからなのでしょう。